歴史あるお寺や神社、坂道と海が織りなす美しい風景…… でも尾道の魅力はそれだけではありません。これまであまり注目されてこなかった住宅や事務所、銀行建築や土蔵など、尾道の賑わいをいまに伝えるきらっと光る建築たちがこの町にはたくさんあります。身近な建造物にも興味を持ってもらい、尾道の建築に対する理解を広げたい。また、昔の技法や職人の技などを実際目にすることにより、現代の日本建築が失いつつあるものを再認識し、技術の継承を提唱し、これからの尾道の家づくりについても考えるきっかけをつくりたいと考えています。「尾道建築塾」はその思いを形にするべく「尾道空き家再生プロジェクト」が一般の方を対象に開いているセミナーです。尾道の町並みを専門家とともに散策したり、ユニークな建物を訪問見学する「たてもの探訪編」と、再生現場で実際の作業を体験する「再生現場編」を開催しています。随時告知を行い参加者を募集しています。各回内容に応じて定員があります。
トークイベント2021「小林和作を旧居で語る。旧居を語る。」 更新日:21年04月21日
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*広島県の緊急事態宣言発令により、尾道市の施設「小林和作旧居」をお借りして5月16日に開催予定の第2回目のトークイベントを、6月27日に変更することになりました。
また、6月19日開催予定の第3回目は、秋頃へ延期の予定で、振替日が決まりましたら、またお知らせいたします。
第2回目は、開始時間を当初の予定より1時間ずらした15時からと変更させていただいており、登壇者も村上選氏と山村仁志氏のお二人だけになりますので、ご了承ください。




港町尾道。
瀬戸内の穏やかな気候と独特の風光明媚な風景に魅せらせて、古くから多くの文人墨客がこの地を訪れ、たくさんの作品を世に送り出してくれました。
今もなお、尾道は多くの文化人に恵まれ、移り住んでくれた人々が新たな文化も花開かせてくれています。

尾道市の名誉市民である画家 小林和作も、そんなかつての移住者のひとりです。

彼のアトリエ 兼住居は、出雲街道の一部である長江通りからの坂の途中に位置し、和風住宅の逸品として、歴史的・文化的にも 重要な建築でもあります。
一度は失われかけたこの旧居で、この度、小林和作の人物や旧居の魅力を学ぶトークイベントを開催します。

故人を知る住民も少なくなっていく中、新たな 視点で和作と旧居にアプローチし、改めて尾道市の歴史や文化を学ぶ機会にしたいと思います。


❶ 長江を歩く 和作旧居と高橋家
日時:5 月 4 日(火・祝) 14:00~16:00  *13:50 尾道南高等学校前 集合
内容:ツアーで高橋家(小林和作と親交のあった脚本家・高橋玄洋氏の実家)から小林和作邸 まで歩きます。
   横谷奈歩(美術家)が高橋家の再生事例紹介を行い、小野環(副代表)が地域における美術活動や和作旧居の持つ可能性について話をします。
講師:横谷奈歩、小野環

❷ 【再設定】 画家 小林和作を語る
日時:6 月 27 日 (日) 15:00~17:00  *14:50 小林和作旧居 集合
内容:山村仁志(東京都美術館学芸課長)に画家小林 和作の魅力や美術史的な位置付けについて話してもらい、小
   林和作の弟子でもある画家の村 上選氏に当時の貴重なエピソードを語ってもらいます。
講師:村上選、山村仁志
 *開始時間を当初の予定より1時間ずらした15時からと変更させていただいており、登壇者も村上選氏と山村仁志氏のお二人だけになりますので、ご了承ください。

❸ 【延期決定】和作旧居の魅力と可能性
日時:日程調整中 秋頃の予定   14:00~16:00  *13:50 小林和作旧居 集合
内容:渡邉義孝(一級建築士)に建物内を巡りながら建物の意匠や価値について語ってもらいます。 そのあと、豊田雅子(代表)と新田悟朗(専務理事)に
   これまでの空き家の再生事例の紹介と長江エリアの可能性について話をしてもらいます。
講師:渡邉義孝、豊田雅子、新田悟朗


参加費:無料  *要予約 各回定員 15 名
予約・お問合せ:電話 080-6323-9921  メール mail@onomichisaisei.com
*体調の悪い方のご参加はご遠慮ください。マスクをつけてのご参加をよろしくお願いします。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催方法が変更になる場合がありますのでご了承ください。

主催:NPO 法人 尾道空き家再生プロジェクト
協力:尾道市、AIR Onomichi
助成:公益財団法人 福武財団 瀬戸内海地域振興助成
©2008 尾道空き家再生プロジェクト