歴史あるお寺や神社、坂道と海が織りなす美しい風景…… でも尾道の魅力はそれだけではありません。これまであまり注目されてこなかった住宅や事務所、銀行建築や土蔵など、尾道の賑わいをいまに伝えるきらっと光る建築たちがこの町にはたくさんあります。身近な建造物にも興味を持ってもらい、尾道の建築に対する理解を広げたい。また、昔の技法や職人の技などを実際目にすることにより、現代の日本建築が失いつつあるものを再認識し、技術の継承を提唱し、これからの尾道の家づくりについても考えるきっかけをつくりたいと考えています。「尾道建築塾」はその思いを形にするべく「尾道空き家再生プロジェクト」が一般の方を対象に開いているセミナーです。尾道の町並みを専門家とともに散策したり、ユニークな建物を訪問見学する「たてもの探訪編」と、再生現場で実際の作業を体験する「再生現場編」を開催しています。随時告知を行い参加者を募集しています。各回内容に応じて定員があります。
Case Study Workshop2010 「脱空き家を考える。」 更新日:10年08月30日

NPO法人尾道空き家再生プロジェクトでは尾道山手地区で慢性化している空き家問題に取り組んできました。2009年より尾道市空き家バンク事業を市と協働で行なってきましたが、脱空き家化のためには様々な問題があることが分かってきました。この度のワークショップでは空き家バンクの窓口業務では脱空き家化が難しい物件のうち2件をピックアップし、ケーススタディとして活用方法を考えます。今後の類似の物件でも応用できるアイディアや考え方、視点などを見つけ、実現、実行するための課題を整理していきます。


その1 「空き家探検宝探し」
     まち歩きをしながら2軒の空き家を探検し、物件の魅力を探ります。
     第1部:空き家の視察と斜面地のまち歩き
     13:00~視察 ルート:光明寺会館集合→丘の上のアパート→見晴らし亭→光明寺会館
     第2部:インパクトシートの作成
     15:30~2軒の空き家を見学して印象に残った建物、空間、部分などをピックアップし、
     インパクトシートを作成します。
     ※インパクトシート:写真やイラスト、スケッチ+どんなところが印象に残ったか、
     どんな使い方をしてみたいかを記入する用紙。
     日時:9/23(祝)13:00~16:00 *集合時間(12:45)
     参加費:500円  定員:20名(※要予約)
     持参物:デジタルカメラ(あれば)、メモ帳、筆記用具

その2 「脱空き家コンペ 空き家活用案をつくろう!」
     各物件テーマごとにチーム分けして空き家の活用案を考え
     プレゼンシートを作成していきます。
     第1部:チームディスカッション
     10:00~イントロダクション(ワークショップ・物件概要の説明)
     10:30~チームディスカッション(※チームごとで現地視察も検討)
     第2部:プレゼンシートの作成
     13:00~作業開始
     A3サイズ3枚のシートに活用案をまとめていきます。
      (1枚目はコンセプト、2枚目は平面、3枚目は立面や外観)
     15:00~発表・意見交換・講評
     日時:10/10(日)10:00~16:00 *集合時間(9:45)
     参加費:500円   定員:20名(※要予約)
     持参物:デジタルカメラ(あれば)、メモ帳、筆記用具

その3 「脱空き家勉強会&意見交換会」
     その2でまとめられた空き家の活用案をもとに問題点や障害を整理し、
     実行性や実現性について考えていきます。
     また斜面地の空き家のビジョンについて地域住民の方も交え意見交換します。
     日時:11/23(祝)16:00〜18:00 *集合時間(15:45)
     参加費:500円   定員:20名(※要予約)


*予約:3回シリーズ(各回毎の申し込みも可能)   
    メール:kenchiku@onomichisaisei.com 
    電話:080−6323−9921 
    ①参加希望回 ②名前 ③住所 ④電話番号(当日連絡がつきやすいもの)
    をお知らせください。
©2008 尾道空き家再生プロジェクト