歴史あるお寺や神社、坂道と海が織りなす美しい風景…… でも尾道の魅力はそれだけではありません。これまであまり注目されてこなかった住宅や事務所、銀行建築や土蔵など、尾道の賑わいをいまに伝えるきらっと光る建築たちがこの町にはたくさんあります。身近な建造物にも興味を持ってもらい、尾道の建築に対する理解を広げたい。また、昔の技法や職人の技などを実際目にすることにより、現代の日本建築が失いつつあるものを再認識し、技術の継承を提唱し、これからの尾道の家づくりについても考えるきっかけをつくりたいと考えています。「尾道建築塾」はその思いを形にするべく「尾道空き家再生プロジェクト」が一般の方を対象に開いているセミナーです。尾道の町並みを専門家とともに散策したり、ユニークな建物を訪問見学する「たてもの探訪編」と、再生現場で実際の作業を体験する「再生現場編」を開催しています。随時告知を行い参加者を募集しています。各回内容に応じて定員があります。
尾道建築塾特別編 「尾道の登録文化財をめぐる」 更新日:13年12月28日
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尾道建築塾特別編
「尾道の登録文化財をめぐる」

日時:2014年1月25日(土)13時~15時30分 *雨天決行
集合場所:長江口ロープウェー乗り場
参加費:500円(入館料等含む)
定員:先着20名(要申込)

見学コース
・みはらし亭
・旧福井邸(尾道市文学記念室)
・ガウディハウス(旧和泉家別邸)

講師:渡邉義孝(一級建築士・尾道市立大学非常勤講師)

阪神大震災直後の1996年、「歴史的建造物を活用しながら保存する」という新しい概念で誕生した国の「登録有形文化財」制度。2013年には、尾道空き家再生プロジェクトが関わっている「ガウディハウス」と「みはらし亭」の2件が文化財とするよう答申されました。
「築50年以上」で「国土の歴史的景観を形成」「再現が困難」などの条件のある登録文化財は、国宝・重要文化財とは違って、カフェやゲストハウス等への改装も自由。景観を保ちながら現代のニーズに合うようにリノベーションできるというユニークな制度です。

今回は、文化財調査を担当したNPO理事とともに、すでに登録されている旧福井邸(文学記念室)と合わせて3件をたっぷり見学していただきます。

申込み:TEL 080-4555-9288
    MAIL kenchiku@onomichisaisei.com   
助成:文化庁「H25年度NPO等による文化財建造物管理活用事業」

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